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歯並び別 矯正歯科 症例

歯並び別 矯正歯科 症例

2013/12/07

がたがた・でこぼこ(叢生)の歯並び

Filed under: 歯並び別 矯正歯科 症例 — oikw

がたがた・でこぼこの歯並び

主訴 前歯のがたがたの歯並びを治したい
診断名 叢生
初診時年齢/性別 20歳女性
装置 マルチブラケット
抜歯/非抜歯 抜歯(上下顎左右4番)
治療期間 2年6ヶ月
通院期間 28~32回
費用 約95万円(税込)
リスク副作用等 歯肉退縮、ブラックトライアングルが出来る可能性を説明

もっとも多い不正咬合は「叢生(そうせい)」、いわゆる歯がでこぼこに並んだ状態で、歯が並ぶ場所が狭い場合に起こり、並びきれない歯が回転したり傾斜したり重なったりします。叢生の歯並びの中でも一番目立つ箇所が犬歯の「八重歯」でしょう。

別名「乱ぐい歯」とも呼ばれ、歯磨きがしづらいといった難点があります。歯の大きさとあごの大きさのアンバランスを調整するために、多くの場合、抜歯が必要になります。

出っ歯(上顎前突)

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上顎前突の症例

主訴 出っ歯を治したい
診断名 上顎前突
初診時年齢/性別 18歳女性
装置 マルチブラケット
抜歯/非抜歯 抜歯(上顎左右4番)
治療期間 2年2か月
通院期間 24~28回
費用 約93万円(税込)
リスク副作用等 歯根吸収と後戻りの可能性を説明

日本人の不正咬合で、叢生の次に多いのが「出っ歯」いわゆる上顎前突です。上あごの前歯が強く傾斜したり、上あごの歯列そのものが突き出たりした状態をいいます。生まれつきの骨格によるものの他、小児期に指しゃぶりが長く続いた場合、アデノイド肥大や扁桃肥大によって口呼吸が続いた場合、舌を前歯に突き出す癖などが影響して起こります。

受け口(反対咬合・下顎前突)

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受け口の歯並び

主訴 受け口、反対咬合を治したい
診断名 下顎前突
初診時年齢/性別 26歳女性
装置 マルチブラケット
抜歯/非抜歯 抜歯(上下顎左右4番)
治療期間 治療2年6か月
通院期間 28~32回
費用 約95万円(税込)
リスク副作用等 歯根吸収や歯肉退縮、後戻りの可能性を説明

通常、上の歯は下の歯をおおっていますが、受け口はそれが逆になっている状態で、「下顎前突」または「反対咬合」と呼びます。前歯だけでうまく噛めないだけでなく、聞き取りにくい発音になることもあります。

受け口には2通りの原因があります。

1つは機能性の受け口で、通常食べ物は奥歯で噛むものですが、上の前歯が内側に倒れていて、噛むときに下あごがその前歯に誘導されて前に出てきて、受け口になってしまう場合です。これをそのまま放置していると、下あごそのものが大きくなってしまうこともあります。

もう1つは、下あごの骨が上あごに比べて大きい、骨格のアンバランスによるものです。

治療は子どもの場合、あごの成長を利用できますが、大人はそれができません。受け口の程度が軽いなど、条件がそろえば矯正治療だけで治すことができますが、場合によっては大人になってから外科矯正治療が必要になることもあります。

咬み合わせが深い(過蓋咬合)

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咬み合わせが深い歯並び

主訴 下の前歯が見えない。がたがたと八重歯を治したい
診断名 叢生を伴う過蓋咬合
初診時年齢/性別 25歳女性
装置 マルチブラケット
抜歯/非抜歯 抜歯(上下顎左右4番)
治療期間 3年
通院期間 34~38回
費用 約100万円(税込)
リスク副作用等 歯根吸収の起こる可能性を説明

過蓋咬合(かがいこうごう)はディープバイトとも呼ばれ、下の歯が上の前歯で隠れてしまうほど、深く噛みあっている状態の不正咬合です。

深すぎる咬み合わせは、年数経過とともにさらに深くなり、あごに大きな負担をかけます。
過蓋咬合の影響や症状として…

  • 歯が異常な状態で削れる(咬耗)
  • 下の歯が上の歯茎を傷つける
  • 歯肉炎になりやすい
  • 下あごの成長を阻害する
  • あごが鳴ったり痛みが出たりする(顎関節症)

特に小児の時期はあごの成長に影響を与えますので早めの受診が必要です。

すきっ歯(空隙歯列・正中離開)

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すきっ歯と言っても様々な要因のすきっ歯があります。

すきっ歯の症例

主訴 がたがたの歯並びを治したい
診断名 空隙歯列
初診時年齢/性別 20歳女性
装置 マルチブラケット
抜歯/非抜歯 非抜歯
治療期間 1年
通院期間 10~14回
費用 約76万円(税込)
リスク副作用等 再発の可能性が高いことについて説明

前歯の中央にあるすき間が正中離開(せいちゅうりかい)です。うわくちびるの裏にある上唇小帯(じょうしんしょうたい)と呼ばれる1本のヒダ状の帯が長いことが原因で前歯の間に隙間が生じるケースです。この場合はこの帯を外科処置する必要も出てきます。また、真ん中の歯と歯の間に余分な歯が埋まっているのが原因の場合もありますので、お子様の場合レントゲンで確認する必要があります。

乳歯時期のすきっ歯は発育の段階でできるものなので正常な状態です。逆に乳歯時期にすき間がないことのほうが、永久歯が生えるためのスペースがないので問題な場合があります。

全体的に歯にすき間がある場合が空隙歯列(くうげきしれつ)です。あごの大きさに対して歯が小さい場合、先天的に一部の歯が生えないで全体的な歯の本数が足りない場合、不正な咬み合わせが原因で起こる場合、成長期の癖(舌の動き・指しゃぶり・爪咬み・舌の大きさ等)が原因で起こる場合があります。

お子様の場合は成長とともに、自然と隙間がふさがってきますが、十分成長したにもかかわらず、すきっ歯が見られる場合は、早めの受診をおすすめいたします。

前歯が閉じない(開咬)

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すきっ歯の症例

主訴 前歯が咬み合わない
診断名 開咬
初診時年齢/性別 18歳女性
装置 マルチブラケット
抜歯/非抜歯 非抜歯
治療期間 1年6ヶ月(経過観察期間含む)
通院期間 16~20回
費用 約88万円(税込)
リスク副作用等 保定装置を使用しないと前歯がまた開咬になる可能性を説明

あごを閉じて上下の歯を噛んでも、前歯が噛みあわずに、上下の前歯の間にすき間が出来てしまう状態を開咬(かいこう)といいます。飲み込むときに舌で前歯を押したり、上下の前歯の間に舌を入れたりする癖によって起こりやすい不正咬合の一つです。また、前歯だけでなく、唇も開いた状態になることもあります。前歯で麺類などの食べ物を噛み切ることが出来ない他、「サ行」や「タ行」を発音しづらくなります。

開咬で問題となるのは、治療後の後戻りです。開咬が治ってもその原因となる舌の癖が改善されていなければ、また元通りになってしまいます。このため舌の訓練も必要になることがあります。

原因は生まれつきの骨格によるものの他、小児期に指しゃぶりが長く続いた場合や、舌を前歯に突き出す癖などが影響して起こります。

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