主訴 | 前歯が咬み合わない |
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診断名 | 開咬 |
初診時年齢/性別 | 18歳女性 |
装置 | マルチブラケット |
抜歯/非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 | 1年6ヶ月(経過観察期間含む) |
費用 | 約83万円(税込) |
リスク副作用等 | 保定装置を使用しないと前歯がまた開咬になる可能性を説明 |
あごを閉じて上下の歯を噛んでも、前歯が噛みあわずに、上下の前歯の間にすき間が出来てしまう状態を開咬(かいこう)といいます。飲み込むときに舌で前歯を押したり、上下の前歯の間に舌を入れたりする癖によって起こりやすい不正咬合の一つです。また、前歯だけでなく、唇も開いた状態になることもあります。前歯で麺類などの食べ物を噛み切ることが出来ない他、「サ行」や「タ行」を発音しづらくなります。
開咬で問題となるのは、治療後の後戻りです。開咬が治ってもその原因となる舌の癖が改善されていなければ、また元通りになってしまいます。このため舌の訓練も必要になることがあります。
原因は生まれつきの骨格によるものの他、小児期に指しゃぶりが長く続いた場合や、舌を前歯に突き出す癖などが影響して起こります。