主訴 | 受け口、反対咬合を治したい |
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診断名 | 下顎前突 |
初診時年齢/性別 | 26歳女性 |
装置 | マルチブラケット |
抜歯/非抜歯 | 抜歯(上下顎左右4番) |
治療期間 | 治療2年6か月 |
通院期間 | 28~32回 |
費用 | 約95万円(税込) |
リスク副作用等 | 歯根吸収や歯肉退縮、後戻りの可能性を説明 |
通常、上の歯は下の歯をおおっていますが、受け口はそれが逆になっている状態で、「下顎前突」または「反対咬合」と呼びます。前歯だけでうまく噛めないだけでなく、聞き取りにくい発音になることもあります。
受け口には2通りの原因があります。
1つは機能性の受け口で、通常食べ物は奥歯で噛むものですが、上の前歯が内側に倒れていて、噛むときに下あごがその前歯に誘導されて前に出てきて、受け口になってしまう場合です。これをそのまま放置していると、下あごそのものが大きくなってしまうこともあります。
もう1つは、下あごの骨が上あごに比べて大きい、骨格のアンバランスによるものです。
治療は子どもの場合、あごの成長を利用できますが、大人はそれができません。受け口の程度が軽いなど、条件がそろえば矯正治療だけで治すことができますが、場合によっては大人になってから外科矯正治療が必要になることもあります。